最上川130キロをキャンプしながら川下り
2004年8月10日 最上川130キロをキャンプしながら川下り 2日目


←曇天の大石田・朝4時起床、五時スタート
前日より40センチほど水位が上がってる

スタートして直ぐに雨、さらに激しい雨と雷
大石田から二キロ下の黒滝橋の下で雨宿り
ほっと一息かと思いきや
アブが、ぶんぶんうるさい

この写真はたぶん大浦橋、いや堀内橋?
芦沢の橋では地元の漁師さん
「この橋ができて流れが変わった。
橋脚が流れに並行になってないのがからだ。
見てみ、あそこの真ん中の橋脚まで
丸い形の揃った玉砂利の河原だったんだ。」

写真は猿羽根橋下流部

このさき小国川合流
小国川は最上の支流のなかで最も美しい
しばし沐浴リフレッシュする
→本合海は松尾芭蕉が川下り乗船の地

ここまでの区間
   アブの攻撃が凄かった
   アブは容赦無く叩き潰す!
   強硬な姿勢で臨むべし

   汗に群がってくるんだろぉから、川の水を浴びて汗流して、、、
   なぁんてことしてると刺される

   叩く!首から下げたタオルは伊達じゃない
   アブ退治の武器である
芭蕉さんの
肩もぉみもみ
ですな


芭蕉さんは最初
『五月雨をあつめて(涼し)最上川』
って詠んだ

舟下りの後推敲して
『五月雨をあつめて(早し)最上川』
に修正したそぉだ

涼しくなかったんだろぉねぇ、、それは良くわかる
でも、ここから先はそんなに早くないのになぁ
→本合海を行く
ここはリバーガイドで『コース最大の渦』とされているところ
急激に曲がっているので
複雑な流れになっています
   通れるぎりぎりのインコースが無難
←『全国リバーツーリング55map』で
ツアー終点適地と紹介されてる河岸
この辺から西よりの向かい風が強くなってきた
→最上峡入って直ぐの古口・舟下り乗り場を泊地とする
いやぁ〜〜向かい風がきつかったうえに上陸もキツイ


←許可貰って、この遊船が並んでいる先からフネ上げた
ここは護岸コンクリートの形状がカヌー上陸に甚だしく不適
船着場真ん中辺の階段のほうが断然良いのだがそこは営業優先
←二日目、朝五時から午後二時半まで52キロ



河原で目覚め
川で顔を洗い
ごく簡単な食餌を摂り
食器を川で洗う

アブに追われ
雨に打たれ
灼熱の太陽に皮膚を焼かれ
歯を食いしばって向かい風の中を漕ぎ
ときに雷に怯える

自然の刹那は川中で為し
汗にまみれた服は川で洗濯する

早寝早起き
カヌーを進めることだけを考える

俺たちは最上の子となった




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